<これまで>
2003年、友人から「法律等・音楽著作権に詳しい人を探している人がいるので、紹介したい」というお話がありました。その人物が、現在のサークル・ダルメシアン代表の岡田ユキでした。
岡田代表は、靖國神社で歴史上初の音楽法要の総合プロデュースをすることになり、すでに多方面に渡ってスタッフを集めていましたが、私もそのメンバーの一人として参加させて頂いたことが、後にサークル・ダルメシアンに関わるきっかけとなりました。
私は、これまで楽器演奏(ベースプレイヤー)以外にも、音楽業界に付随する仕事は手広くやっており、大きなイベントには慣れていたものの、岡田代表の仕事に対する姿勢は大変厳しく、尚且つスタッフへの行き届いた気配りとこれまでの仕事で体験した事のない心地の良さで、やりがいのある楽しい仕事となりました。
靖國神社の歴史に関しても、参加するまでは殆ど気にしたこともなく、幕末の坂本龍馬や吉田松陰、軍人や民間人、そして常に問題視されるA級戦犯(戦勝国が決めた)や外国人なども合祀されていて、歴史の重みを感じたのと同時に、その全ての英霊が、国民の中から岡田ユキを選んだことに、最も驚きと衝撃を受けました。
また、この靖國神社での仕事が、私にとっては現実の社会問題に目を向けさせるきっかけになりました。当時は小泉総理の時代で、2004年1月から自衛隊のイラク派遣が決まっており、国民の不安が高まる中、上層部は「戦死者を出した時には英霊として靖國神社に合祀して欲しい」と、そんな話まであったようです。
「靖國神社音楽法要・映像」 https://youtu.be/gt_-HnWglVw
私が音楽業界、特にジャズ・ミュージシャンとして仕事をしたのは、1980年代の学生時代(19歳)がスタートでした。戦後の復興も落ち着き、銀座や赤坂などは特に活気にあふれていました。
当時のミュージシャンもそうそうたる顔ぶれで、戦後日本の音楽業界を作った大御所達でもあり、彼らの出自も多くが皇室関係者や日本のエスタブリッシュメントで、中にはミュージシャンの2世・3世と呼ばれる人達もいました。
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