小学生の娘への悩み

相談

はじめまして。チャリティイベントのチラシをみて連絡させていだだきました。小学5年生の女児の母です。この娘が他の女児達に冷たい態度をとられるようになりどうしたらいいか悩んでます。えーやだ、むり、と誘っても断わられ、背が低くて太り気味の容姿を馬鹿にされかなり辛い言葉を浴びせられるようになっているのです。 だんだんグループ化してひどくなってきて、以前はそんなじゃなかった子もあからさまに嫌がったりするのです。この先の事を考えなんとか手を打ちたいのですが何かすると余計に悪化するかとも思うとわからなくなります 。でも早くなんとかしないと、本格的ないじめにこれから先中学まで発展してしまうのではと、かなり危機感を抱いてます。 
娘には前むきに明るくいなさい、いざとなれば親や先生、味方は沢山いるからとは話しているのですが…。こどもの涙ながらの訴えはほんとに心が痛みます。よきアドバイスがあったらぜひよろしくお願いします。

回答

問題が起こるということは、必ずその問題に対しての原因があるということです。
最近娘さんへのいじめが酷くなったということは、最近お母さんや娘さんの気が付かない、「何か」が「いじめの原因」になっているということではないでしょうか?自分にとってなんでもないようなことが、他人からするととても羨ましく見えていたりするものです。またその原因は、直接的な娘さんの行動や言動ではなく、仮に、お母さんたちどうしの間の問題が子どものいじめという形に転嫁されて変ってしまっているのかも知れません。

そこで一番の解決策として私がアドバイスできることは、娘さんとお母さんがいじめの現状を話し合える中なのですから、日々の互いの生活をさかのぼってノートに日記をつけてみてはいかがでしょうか?

つまり、今日は学校でどのようないじめにあったのか?昨日はどんないじめにあったのか?と平行して、娘さんがその日、どんな服装で登校して、誰と話し、どのように友人たちと接したか?またその日は、お母さんはどんな人と会って、どんな会話をしたか?すぐに思い出せなくても一冊のノートに日にちを書いて、箇条書きでもよいので、今日からさかのぼり、過去への日記を作ってゆくのです。そうすることにより数年前と違った「変化」が見えるはずです。その「変化」がきっと、いじめがきつくなった「原因」です。

原因がわかれば、問題は解決できます。仮に原因が、娘さんやお母さんでもなく、友人や担任の先生や他が原因だとしても、娘さんはお母さんと二人で作った「日記」をもとに、自分の無実を証明できるはずです。自分が原因でなければ、怖がることは何もありません。今は、時間はかかるでしょうが、「さかのぼり日記」を二人で作ることです。この時間が、お母さんと娘さんにとって必要な時間であり、強い信頼関係を作るのです。そして娘さんがお母さんからの「強い愛情」を感じて「お母さんから生まれてきてよかった!」と実感できることでしょう。その思いが、いじめに立ち向かう力の源となります。